自然素材派のこだわり住宅
近年、フローリングなどに無垢材を採用した家づくりに注目する方が増えています。
無垢材が人気である理由のひとつは、室内を健康的に保ってくれる点です。
一般的な家で使用される木板を貼り合わせて作った合成フローリングは、キズやへこみに強く、低価格なのが魅力です。
しかし、加工する際に化学物質を使用しており、それらを体内に取り込みすぎると「シックハウス症候群」というアレルギー症状を引き起こす恐れがあります。
もちろんそのような健康被害が起きないように、国内では木材の安全性を保障する認定制度が設けられています。
それでも化学物質の使用を極力抑えるなら、切り出した原木をそのまま使用する無垢の方が理想的です。
また無垢材は自然の木と同じように、湿度を快適にする「調湿機能」が備わっています。
暑くジメジメした日には湿気を吸収し、寒くカラカラに乾いた日には水分を吐き出す機能で、室内の湿度を50%前後に保つ効果が期待できます。
季節によって気温や湿度の変化が大きい日本で暮らすのに、ぴったりな機能でしょう。
中西工務店では、長い時間を過ごすマイホームを快適で健康的にしたい方に、無垢材を活用したプランをお勧めしています。
とくに無垢材の中でも、京都の特産である「京都杉」や「京都ひのき」を積極的に取り入れています。
悠久の歴史が生きる街、京都の植林文化は室町時代から約600年続いていると言われており、古くから地元の木材を活用した木造建築造りが盛んです。
「京都杉」は、辺材の白色と心材の赤褐色の区別がはっきりしており、針葉樹らしいやわらかな肌触りが魅力です。
調湿機能や有害物質の吸着機能の高さもメリットで、健康に良い家を希望しているご家庭に選ばれています。
「京都ひのき」は一見スギと似た雰囲気がありますが、スギよりも黄色味が強く、辺材と心材の境目がやわらかいのが特徴です。
スギよりも硬くて耐久性が高く、芳香があるため、キズつきにくい無垢材を求めている方や木の香りに癒されたい方に人気があります。
また無垢材の原料となる木材が育つ森林は、雨水を蓄え川の水の量を適量化させるという重要な役割を持っています。
植林をして、手入れをして、間伐をする。
そのサイクルを維持するのは、自然を保護するためだけでなく、私たちの街を水害から守るためにも必要なことです。
当社では、地域や豊かな森を次世代につなげていくためにも、京都産の木材の魅力を発信していきます。
人にも街にも環境にも優しい家づくりを検討している方は、ぜひ当社の扱う京都杉や京都ひのきに注目してみてください。